#8〈Couleur -February- 〉- 薄ら日の色彩

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#8〈Couleur -February- 〉- 薄ら日の色彩

アトリエではもの作りを進めていくうちに、様々な素材と出会います。自然の生み出す色・模様。その様々な出会いの中から、その時折の季節に合わせた素材を選び、数は少ないながらも”旬のもの”としてお仕立てしているのが〈Couleur〉シリーズです。この2月は、瑞々しいつやめきを感じる3つの色彩をお届けいたします。

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今回取り上げた石はグリーンアメジスト、アメジスト、ルチルクォーツ。どれも瑞々しさが魅力の色つやをもっています。その中でも例えばアメジストでは薄紫のトーンを基調に選ぶなど、個性が主張しすぎない柔らかな色調を選びました。

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また、古典的なカットをベースにしながらも、一面を大きく取るなどカット面をゆるやかに崩し、光がたっぷりと溜まるようなカットを研究しました。輝きすぎることのない、柔らかな光。程よく主張のあるボリュームで仕立てており、装いの中にも自然と力の抜けた印象をもたらしてくれます。ミニマルな作りもさらりと身に着けるに丁度よい軽さで、レイヤードスタイルもシックなままに愉しめます。

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なかなか冷え込みの厳しい日が続くこの時季ですが、暦の上では春を迎えています。寒さの合間に時折届く、やわらかな日差し。凍りついた冬の大地や空気を細やかに溶かしていくような繊細な光は、この季節にしかない静かな期待に満ちた瑞々しさを持っているように思います。私たちもこの2月の〈Couleur〉では、そうした薄ら日を感じるような瑞々しい色彩を揃えました。

瑞々しい色彩に、もうすぐ訪れる春への期待を込めて。 今だけの出会いを、どうぞお楽しみください。

megumi kudo